東南アジアのうみとらべる

東京を拠点にして、東南アジアのぶらぶらを記録します。

首都 ビエンチャンへ ビール工場に見学に行ってきた

 
tigerbeer_factory_laos_entrance


ビエンチャンに滞在中。友人の縁もあり、現地の日本人会主催の遠足に参加させてもらいました。

日本人会とは?

 
Japanese_assosiation_Laos


参考:ラオス日本人会
日本人会は、駐在、留学、永住など様々な理由で日本国外にて滞在されている方々が交流、親睦のために設立した団体です。
基本的には日本人であればだれても入会可能であるところがほとんどあり、ラオスにも「ラオス日本人会」があります。
今回は特別に会員以外の旅行者にもオープン参加で参加させていただきました。
海外へ行かれる方は各地の日本人会をチェックしみると、定期的に集会などがありますので、何かと情報交換の場などに便利かと思います。

工場見学


さて本題にもどりまして、その日本人会が主催しております遠足ツアーに参加し、
現地の「ビール工場」へと見学をし行ってまいりました。

tourbus

 

アジア・パシフィック・ブリュワリーズ

tigerbeer_factory_laos_counter


正式名称は「アジア・パシフィック・ブリュワリーズ」のラオス工場。
タイガービール」の工場と言った方がわかりやすいかもしれません。
東南アジア好きの方はすでにピンときているかと思いますが、
タイガービールはこの地域では最も有名なブランドの一つであります。
日本でいえばアサヒの「スーパードライ」やキリンの「ラガービール」くらいの
知名度と認識してもらえればわかりやすいかもしれません。

tigerbeer_factory_laos_tigerbeer
東南アジア渡航者は一度は見たことがある「TIger Beer」


有名なブランドなだけあって、東南アジア各地に工場を持っており、その一つがラオスにもあります。
同社は、ハイネケンラオス政府、ラオス人実業家団とのJV合弁会社)となっており、半官半民の会社になっております。

beerlao


これは有力な競合になる「ビアラオ社」がラオスのビール市場で寡占状態となっているために、競争の不均衡を生まないために、ラオス政府も出資しているとのことです。
(ビアラオ社もまたラオス政府の出資を受けた企業です)

beerlao_tigerbeer
どこのお店でも飲むことができる「ビアラオ」

 

ビール工場へ

ビエンチャン市内からバスに乗り込み、タイガービアラオス工場へと向かいます。

tigerbeer_factory_laos_facilities
ビール工場はやはり大きいですね

実際に工場に入っていきますと、、、

tigerbeer_factory_laos_machinery

 

tigerbeer_factory_laos_machinery_ccolingpart

 

tigerbeer_factory_laos_mechinery_packingpart



あれ?動いている様子が。。。

tigerbeer_factory_laos_machinery_cyropart

 

tigerbeer_factory_laos_storage



工場長「今日は停電の日だからね!
(さすが、ラオス。。。。)

ということで、止まっている工場を丁寧に説明していただきました。涙

一押し商品「Namkhong Beer」

 

 
namkhongbeer
 
 
tigerbeer_factory_laos_sample
工場見学の後は試飲タイム!(という名の飲み放題)


Namkhong BEER(ナムコーンビール)」はこのラオス工場限定で製造されているビールです。街で見かけるのはタイガーやハイネケンが圧倒的に多いので、まだまだ取り扱いは少ないです。
味はとてもすっきりとしていて女性でも飲みやすいビールでした。ビール好きじゃない僕でもガブガブ飲める味わいです。(逆にビール好きには少し物足りないかもしれませんが)

機械トラブルの時は?

このあたりの機械などは海外から持ってきたものがほとんで、トラブル時のエンジニアも海外にいるとのこと。なので、トラブルで機械が止まった場合はそのまま操業停止になってしまうという脆弱ぶり。
嬉しいやら悲しいやら、需要が今の所それほどないので、それでも成り立ってしまうとのこと。日本ではちょっと考えられないですが、そういったところもラオスの面白さでもあるのだと思います。

まとめ


そんなこんなで工場見学は終了しました。

ラオス国内では圧倒的シェアの誇るビアラオにどのように対抗していき、シェアを切り崩していくのかが結構注目しているところであります。
また、ビアラオ同様に国際ブランドで勝負していく可能性もありますので、
もしかすると日本でもNamKhongBeerが飲める日があるのかもしれません。
通常は見学がなかなかできないところに、見学ができて本当に面白い体験ができたなと思います。また、ラオスで非農業の産業が少ないのでこれまた貴重な体験であったなとしみじみと感じております。
それでは。

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